2006年08月12日

■ 水作りとろ過について ■
 水槽のセッティングが終わるとすぐに魚を入れたくなってしまうと思いますが

 ”ちょっと待ってください。”

 セッティング直後の水槽に魚を導入すると死んでしまったり病気になったりする可能性がとても
高いのです。

 魚を飼育すると餌の食べ残しや排泄物等のゴミがが発生し、蓄積していきます。
 ここでフィルター(ろ過器)の出番となるわけですが、ろ過には大まかに分けて3つの方式があ
ります。

 一つは物理ろ過と言って水中内に漂う大きなゴミをウールマットなどで濾し取る方式です。
 大きなゴミはどんどんろ過され見た目にはとてもきれいな水に見えるようになりますが、目に見
えないほど小さなゴミな対しては効果がありません。
 また、短期間で目詰まりを起こす為定期的な洗浄が必要になってきます。
 以上のことから物理ろ過は主に他方式のろ過の補助的なものとして考えておいてください。

 二つ目は吸着ろ過です。
 これは活性炭等を使用し水の黄ばみや臭いの元等を吸着してろ過する方式です。
 効果は高いですが吸着能力の限界を超えるとそれ以上吸着しなくなるところから定期的に交換
する必要があります。
 ワンタッチフィルター系のろ過材は主にこの吸着ろ材を使用していますので定期的な交換が必
要になってくるわけです。

 三つ目は生物ろ過と言って各種有害物質をバクテリアの働きにより分解してもらう方式です。
 バクテリアが沢山住める多溝質のろ材を使用します。
 ろ材の交換がほとんど必要なくうまく作用させると数ヶ月に一度の洗浄のみで維持できるように
なります。
 主に外部フィルター(エーハイム社が有名です。)等を使用します。
 生物濾過用のろ材と物理濾過用のウールマットを併用することが多いです。
 
 水槽を安定して維持するに当たり生物ろ過をメインで行い補助的にワンタッチフィルターの使用
をオススメします。
 
 次に水作りの話になります。
 生物ろ過はバクテリアの働きでろ過を行うのは分かりましたね。
 ここで問題になるのがバクテリアの発生方法と増殖です。

 セッティング直後の水槽にはバクテリアは存在していませんので、空気中に漂うバクテリア等
が水槽内に定着してくれるまで魚を入れるのは控えておきましょう。

 しかし、水槽をセッティングしただけではバクテリアは水槽内に中々定着してくれません。
 そこで水槽内にアンモニアを入れる必要が出てきます、アンモニアを水槽内に入れるとアンモ
ニアを分解してくれるバクテリアが水槽内に発生するようになります。
 具体的には餌を少量水槽内に入れたりパイロットフィッシュ(比較的丈夫な魚)を入れたりします
(バクテリアの元等も売られていますがあまりお勧めしません、効果はあると思うのですが私的に
考えるところがありまして、またの機会に詳しく説明したいと思います。)

 この方式では大体2週間程度あれば魚を導入することが出来るようになります。

 一番手っ取り早いのは立ち上げ後時間が経過し安定している水槽の水を貰ってきてセッティン
グした水槽内に入れる方法です。
 この場合は水槽内にバクテリアが早く定着してくれますので3日程度で魚を導入することが
可能になります。
 使用中のろ材を分けてもらうとより効果が高いと思いますので可能であればお試しください。
 
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posted by りく at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 熱帯魚の飼い方 この記事をはてなブックマークに登録
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