2005年04月20日

■飼育水の浄化(ろ過)について■
■始めに

熱帯魚を飼育する上で飼育水は重要です。しかも浄化してやらないと水質がどんどん悪化
していきます。
さて、飼育水の浄化ですが、浄化とはどんなものでしょう?
1つは物理ろ過といって、水中に漂う目に見えるごみ(枯葉や残りエサ等)をウールなどで取
り除く方法、もう一つは生物ろ過といってバクテリアの力を借りて水をきれいにする方法です。
生物ろ過の方法を少し詳しく見ていきましょう。
■ろ過の第一段階(亜硝酸生成細菌の働き)

それでは生物ろ過についてもう少し詳しく考えて見ましょう。水槽内の生物ろ過には一通り
サイクルがあります。
まず、魚の糞や食べ残しからアンモニアが発生します。このアンモニア、実は魚にとって猛毒
です。
アンモニア
が発生した水槽で放置したままでいると、魚はすぐに死んでしまうでしょう。

しかし、そんなアンモニアをエサとして分解してくれる亜硝酸生成細菌という微生物がいます。
亜硝酸生成細菌は水槽内にアンモニアが増えてくると自然に発生します。(水槽セット初期に
パイロットフィッシュとして比較的強い魚を数匹投入するのは、パイロットフィシュが生活するこ
とによりアンモニアが発生し、微生物の発生を促すためです。)
※パイロットフィッシュを導入しなくても水槽内にアンモニアの発生源(魚の餌等)を入れておく
だけでもバクテリアは発生します。

亜硝酸生成細菌
アンモニアを比較的毒性の弱い亜硝酸(NO2)に分解します。
しかし、まだ魚には毒性が強い物質です。
■ろ過の第二段階(硝酸生成細菌(亜硝酸酸化細菌)の働き)

水槽内に亜硝酸(NO2)が増えてくると今度は硝酸生成細菌(亜硝酸酸化細菌)という微生物
が発生します。
硝酸生成細菌(亜硝酸酸化細菌)
亜硝酸(NO2)を毒性の弱い硝酸塩(NO3)に分解します。
しかし、この硝酸生成細菌(亜硝酸酸化細菌)、実は水槽内では思ったように繁殖しません。
そのため硝酸生成細菌(亜硝酸酸化細菌)の住処となる生物フィルターが必要になります。
主に底砂やフィルター内のろ材(生物濾過用ろ材)の中に繁殖します。

ろ材の中に硝酸生成細菌(亜硝酸酸化細菌)が増えてくると、本格的なろ過が始まり水槽内の
飼育水が落ち着いてきます。(亜硝酸(NO2)試験紙等でほとんど検出されなくなればろ過が効
いている証拠です。)

毒性が弱いといっても硝酸塩(NO3)も蓄積してくれば毒になります。
そのため最終的には水換えに頼るようになります。
■ろ過の最終段階(嫌気ろ過細菌の働き)

しか〜し、実は硝酸塩を分解する、嫌気ろ過細菌なんかも存在します。水の流れを絞り、よどみ
を作ることで発生し、活動します。具体的には底砂を厚めに敷くと、底の深い部分がよどみとなり
発生したりします。
しかし、嫌気ろ過細菌によるろ過はとても緩やかなためよほどうまく管理しないと難しいです。
(専用の器具を使えば効率よく嫌気ろ過細菌の力を借りることができるようになり、ほぼ無換水
にて維持できるようになります。)

※嫌気ろ過として専用のフィルター・ろ材も販売されているようです。
TOTOパーフェクトフィルターM型
BICOM 淡水専用スターターキット 
■その他のろ過方法

生物ろ過・物理ろ過以外にもろ過方式が存在します。
その中でも有名なのが吸着ろ過です。

吸着ろ過とは、ゼオライト等が入ったろ材を水槽内に投入し、アンモニアを吸着してもらう
という方式です。
そもそもなどは、お部屋の消臭などに用いられているとおり、吸着能力に優れています。

では、吸着とはどういうものでしょうか?極簡単に説明しておきましょう。
炭などは、目に見えないほどの小さな穴が無数に開いています。その穴の中にアンモニアなど
の異物が引っかかり、取り除かれます。これが吸着の原理です。
逆に言えば、吸着する穴がなくなればそれ以上吸着しません。それどころか今度は一度吸着
した異物が放出されることもあります。なので、一定期間使用した吸着ろ材は捨てて、新しいも
のと交換しましょう。
(唯一竹炭のみは一度天日干しにすると吸着能力が復活する特性を持っております。市販のろ
材を使用しなくても天然の竹炭を水槽内に入れておくのも良いでしょう。)
※良質な竹炭が手に入ります。
竹炭剣山 ¥399
竹炭クリアケース入り300gパック ¥945
posted by りく at 07:04 | Comment(10) | TrackBack(0) | 熱帯魚コラム この記事をはてなブックマークに登録
この記事へのコメント
>亜硝酸生成細菌は水槽内にアンモニアが増えてくると自然に発生します。(水槽セット初期に
>パイロットフィッシュとして比較的強い魚を数匹投入するのは、パイロットフィシュが生活するこ
>とによりアンモニアが発生し、微生物の発生を促すためです。)

パイロットフィッシュってどういう意味?
水槽にアンモニアを排出するのが役目のお魚??????
ちゃうやろ。魚にアンモニアを排出させるより、直接アンモニアを水槽に入れたらいいねん。
こう言えば、何を入れれば言いかわかるやろ。それがワカラねーから、パイロットフィッシュ、パイロットフィッシュって、馬鹿のひとつ覚えみたいに言うやつが、大勢いるんだよ。


>ろ材の中に硝酸生成細菌(亜硝酸酸化細菌)が増えてくると、本格的なろ過が始まり水槽内の
>飼育水が落ち着いてきます。(硝酸塩(NO3)試験紙等でほとんど検出
>されなくなればろ過が効いている証拠です。)
意味ワカラねー。
硝酸生成細菌が増えるということは、硝化が進むってことやろ。そしたら、NO3試験紙を使えばマッカッカになるやろ。
硝化バクテリアが増えれば、硝酸塩がほとんど検出されなくなる????
矛盾しているんやないの!

>しかし、嫌気ろ過細菌によるろ過はとても緩やかなためよほどうまく管理しな
>いと難しいです。
川でも池でも還元ろ過が行われているやろ。誰かが管理しているんか?
誰も管理なんかしていねーよ。

いちお、めるあど入れとくけど、受け取れるかどうかはわからん。
outlookちゃんが、いま言うこときいてくれへんのや。じゃ、ばいばい。

ブログは、すぐ作れるけど、内容にも責任もたんと。
Posted by 豆太郎 at 2005年10月06日 05:15
豆太郎様
ご指摘ありがとうございます。

>魚にアンモニアを排出させるより、直接アンモニアを水槽に入れたらいいねん。
こう言えば、何を入れれば言いかわかるやろ。

そうですね、水草を植えたり餌を撒いたりいくらでも方法はあると思います。他の水槽の水を入れたりしても効果があると思います。
しかし、初心者の方には多少難しい面もあろうかとこのような表現になってしまいました。

>硝化バクテリアが増えれば、硝酸塩がほとんど検出されなくなる????
矛盾しているんやないの!

ご指摘の通りです。
硝酸塩(NO3)→亜硝酸(NO2)の誤記でした。ありがとうございます。

>川でも池でも還元ろ過が行われているやろ。誰かが管理しているんか?
誰も管理なんかしていねーよ。

水槽の場合管理が必要かと・・・
ろ過が緩やかなのでやはり少量の水替えが必要等です。

>ブログは、すぐ作れるけど、内容にも責任もたんと。

そうですね、いろんな方が見ると思いますので出来るだけ気をつけようと思います。


Posted by りく at 2005年10月06日 07:24
ここはショップのブログですか?
通りすがりだったんですが、なんとなくそんなふうに感じたので、きつい言い方になってしまいました。
なにしろ関西やから、言うことはっきり言うねん。

アンモニアは、自分のおしっこを大さじ一杯入れたら、それで済むんです。
なにも、お魚入れて、アンモニア、亜硝酸が存在しなくなるまで苦しませる必要はありまへん。

>水槽の場合管理が必要かと・・・
いりまへん。
足し水は必要だけど、週ごとの管理とか、月ごとの管理とかはいりません。
半年に一回ぐらいだったらいるんやけど。

「嫌気ろ過」で検索して来ましたんよ。
2年前に、熱帯魚を飼い始めて、そのとき、ネットをあちこちサーフィンしたんやけど、嫌気ろ過についての情報は、2年前とちっとも変わっておらん。
つまり、淡水に関しては、ぜんぜん情報があらへん。
「じゃあ、おまえが情報流せ」って言われそうだけど、川の水がどのように浄化されているかを考えれば、嫌気ろ過=還元ろ過って、意外と簡単にできるんですよ。

ヒント:好気ろ過層と嫌気ろ過層を分離しない。つまり、両方ともできるようにする。

好気ろ過層と独立して、嫌気ろ過層を作ると、卵が腐ったような硫化水素が発生するから、管理が必要となるんです。
Posted by 豆太郎 at 2005年10月07日 00:18
>ここはショップのブログですか?
いえ、ショップではなく個人サイトになります。

>ヒント:好気ろ過層と嫌気ろ過層を分離しない。つまり、両方ともできるようにする。
そういえば海水魚のモナコ式はろ過器を使用せずに砂を厚く敷き無替水にて飼育するんでしたね。

色々ご教授いただいたようで勉強になりました。(かれこれ18年熱帯魚飼育してるのに情けない話です。)
Posted by りく at 2005年10月07日 21:15
りくさん、こんばんは。

私はショップにうそばかりつかれたので、
ショップと勘違いして、きつい言い方になってしまってすみませんでした。

たぶん、りくさんはまめな人なんでしょうね。ブログで、これだけの情報を提供しているんですから。

私なんぞ、怠け者の骨頂で、なにもしないで、魚を飼いたいっていうタイプだから、それで、ほとんど手をかけずに飼うにはどうしたらいいのかってことを、半年ぐらいずっと考えていました。

今日は、川にバス退治に行ってきました。
いつもカワセミがいるはずなのに、このところぜんぜんいません。
ようく川の中を見るとバスがいるじゃないですか。日本の在来魚の小魚を食っちゃうから、カワセミがいなくなるのあたりまえ。

ちょっとにごっていて、流れがゆるやかな川なので、ろ過の勉強にもなります。泥の中から、アブクがブクブクって沸いてきます。
泡の主成分は窒素だと思います。泥の表層では好気ろ過が行われ、深層では嫌気ろ過が行われているのだと思います。

好気ろ過+嫌気ろ過は、上部式だと難しいと思いますが、外部式だと簡単です。
外部式フィルターの後ろに、ろ過層をもうけます。私の場合は、その中に、賽の目スポンジと軽石をぶち込んでいます。念のため、そのろ過層の後ろにも、小型の外部式フィルターをつけています。
通性嫌気性バクテリアの餌は、テトラのナイトレイトマイナス(生分解性プラスチック)です。
やっていることはこれだけです。ナイトレイトマイナスの補充を半年に1回ぐらいするだけです。後は足し水だけで、なにもしません。いつも水質が同じなので、魚にストレスを与えないので、ぜんぜん死にません。
たまには死んでくれよ。そうしないと、新しい魚を買いにいけねーだろ、と愚痴も言ってみたくなります。嘘だけど。

相変わらず、outlookが言うこと聞かないので、メールは受け取れませんが、2,3週間したら復活していると思います。
気が向いたらメールください。
私のろ過層の写真お送りします。
Posted by 豆太郎 at 2005年10月09日 01:46
豆太郎はんのろ過層の写真見てみたいですわぁ〜。
還元ろ過って意外と簡単にできるとおっしゃってますが私の場合ある日突然急変してしまいどうしようもないです。
好嫌ろ過をチャレンジして苦節1年、水の急変に腰から砕け落ちてます。
豆太郎はんのろ過システムをゼヒ写真で拝まして下さい。
神様仏様豆太郎様・・・。
Posted by けつねうどん at 2006年03月28日 22:07
アフリエイトでお小遣い稼ぎしたいという気持ちは分かります。
でも、自分で使用してもいないような製品を他人に薦めるのは如何なものでしょう?

濾過についての説明も、どこかから かき集めた感が拭えません。
例えば、アンモニアを活性炭が吸収しなければ、前提が大分崩れます。
竹炭って本当に吸着能力が復活するのでしょうか?
嫌気濾過を確立させたとしても、水替えは必要です。
たとえ硝酸が分解されても、分解されない蓄積物はありますから、
周期を延ばせるにしろ、ほぼ無換水とまではいきません。

別に喧嘩をしたいわけではありませんが、熱帯魚情報局を名乗るなら、
初心者が本当に求めている基本情報について、
確認してからにして欲しい気がします。
Posted by 食っちゃ寝あべに〜 at 2006年09月17日 07:38
食っちゃ寝あべに〜様、

貴重なご意見ありがとうございます。

竹炭の吸着能力の件ですがこれは私が使用している竹炭の取扱説明書に明記してあり実際に私もそのように使用して問題が出ていないため掲載しておりました。

嫌気濾過については水換え不要とは明記しておりませんが誤解を与える表現だったのかもしれませんね。

Posted by りく at 2006年09月17日 09:18
途中の書き込みで気になったことが・・・
おしっこにアンモニアはありませんよ、あったら病気ですw(アンモニアは体内で尿素になっておしっこに含まれてでるのですから)
パイロットフィッシュはとても重要です、メインの役目はけっしてアンモニアを発生させるためではありません。
Posted by らい at 2006年10月04日 16:37
こういう個人のHPって結構あるし、みんな似たようなこと書いてあるし、別にいいんじゃないのかな。俺は初心者で、いろんなHP見て情報集めてるけど、信じる信じないは受け取る側にあるわけだし。
間違った情報を真に受ける方が間抜けだと思うけどね。だって、1箇所しか見ないで信じてやるのって、怠慢でしょ。いろんなところとか本とかを見れば、答えが出なくてもヒントくらい見つかるしね。
でも、HPつくってるほとんどの人がそうだと思うけど、書いてることってほぼ受け売りな訳でしょ。
自分の体験談はいいけど、バクテリアとか研究して答えだした人はいないんでしょ?
だったら言い切らずに、「〜だそうです」とか、「って書いてありました」とかの表現のほうが自然じゃないですか?
少しキャリアを積んだからといって、あんまりカッコつけないほうがいいんじゃない?
使ったことのない器具を紹介するのも別にいいし、「俺は使ったことないですが」って誤解されないように、ことわりいれればですけどね。
Posted by エビ吉 at 2006年11月14日 12:40
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